シナリオデータ
プレイヤー人数:3人 プレイ時間:7~9時間(休日1日の昼夜、もしくは夜オンセ3日間) 消費経験点目安:クイックスタート限定 シナリオタグ:音楽、負け犬、キーハンドアウト
アクトトレーラー
きらめく星のように、光り輝くロックスターたち。 多くの若者が彼らに魅せられ、スターダムを駆け上がることを夢見ている。 だがスターへのチケットは有限で、その大半は夢破れ消えていく。 それでも早いうちに夢をあきらめられたものは幸いだ。 もうかなわない夢にしがみつき、時間と機会を浪費する「負け犬たち(ルーザーズ)」。 アサクサ六区の片隅で、そんな負け犬三匹が揃った。 各々が違う夢を追いかけて、思い描く終着点もてんでバラバラ。 彼らが繰り広げるのはとんでもない人生のノイジーセッション。 だけど、いいじゃないか。奇麗なばかりが音楽じゃない。 それでは聞いてくれ、次のナンバーは――
トーキョーN◎VA The AXLERATION 「ルーザーズ・ロック!」
これから奏でられるのは、耳障りだけどちょっとだけ胸に響く。 そんな「負け犬たちの存在証明(ルーザーズ・ロック)」だ。
ペルソナハンドアウト
各キャストには、以下の設定が推奨される。
<aside> 📌 『①カブキ』:10年前にバンドが解散したギターボーカル 『②ニューロ』:メロディに憧れるベース 『③レッガー』:バーグラーレコードのスカウトマンでドラムス
</aside>
また本シナリオはダブルハンドアウトのルールを採用している(『BTD』P.36)。各キャストにはこれ以外に非公開のキーハンドアウトが配布される。 なお本アクトにおけるキーハンドアウトは特殊なチョイス式となっている。基本的にキーハンドアウトの設定は存在しているが、そのうえでキーハンドアウトを「廃棄」してセッション中に別のキーハンドアウトを獲得してもよい。
コネ:ミーシャ 推奨スート:ハート
ニューロエイジ最高峰の音楽フェス「イワヤト・ロック・フェス」、通称IRF。そこで演奏できるだけでもニューロエイジを代表するミュージシャンの証であり、その最終ステージに立つことはニューロエイジ音楽シーンの頂点に立つことを意味する。 かつて君は仲間たちと共にIRFを目指していた。もう10年以上前のことだ。だがその仲間たちももういない。バンドリーダーのミーシャが凶弾に倒れ、残りは夢をあきらめた。 ミーシャの10年目の命日に、元ドラムのサムが心配げに君に声をかけてきた。「もういい歳だし現実を見る時だ。俺の工場で働かないか」だそうだ。 カッとなって喧嘩別れし、ヤケ酒をかっ喰らって気がついた時には何故か見知らぬステージにいた。詳細はよく思い出せない。横でドラムをセットしている『③レッガー』のハンドアウトを見れば何かわかるだろうか。
【PS:音楽を諦めない】
コネ:メロディ 推奨スート:クラブ
君はこのニューロエイジを代表する歌姫、メロディの大ファンだ。いつか彼女と共演するために君は音楽の腕を磨いてきた。自分で言うのはなんだがベースの腕は大したものだと思う。だが周囲とレベルがあわず、どのバンドでも長続きしなかった。 君のとびぬけた才能が嫉妬を呼んだのか、ぶっちゃけ協調性が足りないだけなのか。いつしか君とバンドを組んでくれる人間はいなくなった。 それでもバンドメンバーを金で雇い活動を続けてきたがついに資金が底を尽いてしまった。底を尽いただけならばまだいい。とても返せない額の借金が残されていた。 ただ金を借りた『③レッガー』から、とあるステージを成功させたらしばらく借金の返済を待ってくれるという提案があった。助かった。しかしこのステージ、なんか客層がとても怖い。『③レッガー』のハンドアウトを見れば何かわかるだろうか。