シナリオデータ
プレイヤー人数:2~3人 プレイ時間:4~5時間(休日の昼、もしくは夜オンセ2日間) 消費経験点目安:0~40経験点 シナリオタグ:技術者ドキュメンタリー、N◎VAの日常、中小町工場
アクトトレーラー
全身義体。脳以外を人工パーツに置き換えたニューロエイジ技術の最先端。 ――だったのは数年前までの話だ。 義体化の負担に関するひとつの研究レポートの発表を機に、全身義体は一気に陳腐化した。 多くの人間が全身義体をアンインストールし、企業も開発を打ち切った。 だが医療用全身義体でしか生きられない者たちもいる。 彼らはサポートもろくに受けられず、いつ自分の体が活動停止するかの不安におびえている。 かつて祝福だった技術は、忌まわしい呪いとなった。 けれども課題があるならば、それを乗り越えることはできないのだろうか。 結果が出るかはわからない。それでもその困難に挑もうとする者たちがいた。彼らの名は――。
*トーキョーN◎VA The AXLERATION 「株式会社サイボーグ(仮)」(1)
これは不可能という運命に挑んだ者たちの、奮闘の記録である。
*1社名に関して 社名の「株式会社サイボーグ(仮)」は『エグゼク』のPLが名前を変更できます。
ハンドアウト
各キャストには、以下の設定が推奨される。
<aside> 📌 『トーキー』:株式会社サイボーグ(仮)を取材する記者 『エグゼク』:株式会社サイボーグ(仮)の代表取締役 『チャクラ』:ストリートボール義体部門の元選手
</aside>
コネ:カナエ・バークレイ 推奨スート:クラブ
君は報道を生業とする記者だ。事件を追うことが多いが、取材対象はそれだけではない。 君は友人のカナエ・バークレイに頼まれ、彼女が所属する「株式会社サイボーグ(仮)」の取材を引き受けた。 彼女の理念は素晴らしく、技術者としての腕も申し分ない。義体の復権という彼女たちの挑戦は成功する、かに思われた。だが突如セニットで義体の開発制限法案が制定されたことで状況は一転してしまう。 彼女たちだけではこの困難に打ち勝てない。だからその声を届け、世論を動かせる力。すなわち君の報道が必要なのだ。
【PS:報道で世界に全身義体を認めさせる】
※所属組織などは自由です。数か月から一年程度の長期取材を想定しています。 ※〈社会:メディア〉や〈交渉〉判定の機会があります。
コネ:カナエ・バークレイ 推奨スート:ダイヤ
N◎VAで最も人気なスポーツ、ストリートボール。“バレット”と呼ばれる鋼鉄球を奪い合い、相手のゴールに叩き込む格闘球技。君はその中でも最もエキサイティングな全身義体部門(フルボーグ・レギュレーション)の選手だった。 しかし義体危険性の周知に伴い全身義体部門は解体。君も全身義体をアンインストールすることになった。そんなに君に株式会社サイボーグの技術者、カナエから新型義体技術に関するテスターへの誘いがかかった。 義体危険性が解決されれば、またあの熱い日々に戻れるかもしれない。君はその依頼を受けることにした。